保護者会でお伝えしました三私幼P連研修会内容です。
講師は西東桂子先生(教育ジャーナリスト・編集者)です。
第一回目の教養講座は「あんふぁん」の特集監修もされている、
西東先生の講座を聞いてきました。
「発達心理学的には7歳の終わりまでが幼児なんですよ」
そんな言葉から講座は始まりました。
そして「幼児期のつけは思春期にくる!」と言われているそうです。
では、幼児期にどのように子供に接したらよいのでしょうか。
まずは、この時期に子供の良いところ、得意なところを見つけ、
伝えてあげることで思春期の自己認識の際に自信につながっていきます。
小学校3・4年生で自立の芽が出ます。
親から少し離れて、いつもより少し遠くへと行ってみたくなるでしょう。
その芽は摘まず、帰りたくなるような家にしてあげましょう。
小学校5・6年生で自立の一歩を踏み出します。
心が不安定になってくることもあるでしょう。
お互いにイライラせずに受け止めてあげましょう。
親が育てにくいと思うことがあれば、
子供は育ちにくいと感じているのです。
そう思わせないためには、親がやり方を変えていかなくてはいけません。
子育てにやり直しがきかないということはありません。
だから、間違っていたかも知れないと思ったら今から変わることが
大切なのです。
そして、この幼児期に今すべきことは『育児総点検』です。
☆スキンシップは足りていますか
小学校3年生までにスキンシップを満たしてあげましょう。
満たされた時に自立の芽がでます。
添い寝も大切なスキンシップです。
自然に1人で寝たいという時を待ちましょう。
☆その子が持っているものを褒めていますか
短所と長所は似ています。視点を変えて長所につなげてあげましょう。
声に出して伝えることで自己肯定感が生まれ、自分を認める力がつきます。
☆子供へのNGワード言っていませんか
「早くしなさい!!」
「なんでできないの・なんでわからないの」
「お兄ちゃん・お姉ちゃんでしょ」
「つべこべ言わないで言うこと聞きなさい」
この4つです。
どれも口癖になりやすいので気をつけましょう。
また、子供を自分の枠にはめようとせずにその子に合った
子育てなのかを確認することを始めてみましょう。
笑顔の多い家族は子供が健やかに育つ。
大人は楽しそうだなと思える大人を自分も目指し
子供に伝えていくことが幼児期に良い影響を与えてくれるそうです。
この講演を通じ今後は、十分なスキンシップをとり
思春期の心を持ち始めた時に、子供にとっていい相談相手になれる
親になりたいと思いました。